それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

目を凝らしてみると槍はどこにもなく、爆風が収まってから再びみると、尻餅をついたカイラの喉に、雷刀という名の短剣が寸止めされていた。



「どうします?センパイ。」



ザンに聞かれてため息をついた。



「俺の負けだろ。どう足掻いても。」



笑いかけた瞬間、歓声が上がった。



ザンの手をとって立ち上がり、二人は観客席へ一礼した。



決着がつき、拍手が起きた。



「そう言えば風刃解放って、あれなんだったんだ?」



すると渋る様子もなく応えた。



「風刃は元々、傷つけられた分威力を1,5倍にして返す、倍反射のような物ですよ。」



「つまりあれか、俺の攻撃はわざと避けずに受け流して、ある程度傷が増えたら雷刀でもなんでも倒す算段だったか?」



「はい。

フィーネさんにはそれ以外勝てないと思っているので…。」



と言ってフィーネを見てみると