それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

「フィーちゃんには及ばなくても、あいつが俺と真っ向からやるなら10回中9回は負けます。

俺が。」



真剣なトーンで言うゲキに二人は驚いた。



いや、会場内で即座に理解した者もだ。



「つまり、ゲキさんにそこまで言わせる弟さんは、本当に強いんですね。」



「多分、フィーちゃんの卒業後はあいつがこの学園の権力者になる。」



あのプライドが高く、思ったことをストレートに言うゲキにそこまで言わせるのだ。



「すごく期待して見ましょう。」



ファレリアも楽しそうだった。



「あっ、フィーネちゃんもう終わるんじゃない?」



シオンが気付いた時には、もう決着がつきそうだった。