それでも歯車は回っていく1 〜ウェルティフル学園編〜

とはいえザンも咄嗟に風刃で槍の狙いをずらした。



それと互いに、先輩と後輩を強調していた。



「なんで僕を狙ったんですか?」



二人は後ろに飛び、攻撃の手を出さないうちに聞いた。



「フィーネとは最後に戦いたいし、フレアも去年戦ったしな。

残ったのがお前しかいなかったんだ。」



「じゃあ、遠慮なく行きます!」



構えたザンはチラッと残された二人を見た。



「私は手を出さないから、思いっきりやってきなよ、ザン!」



フィーネが言うと、強く頷いて向き直り本格的に戦い出した。



「いいんですか?これ、バトルロイヤルですよ?」



フレアがフィーネに聞いた。



「まあ、ザンにとっていい経験になると思うから。

それと、こっちも潰しあっておこうか、フレア君!!」



刀を持ち直して言った。



「ええ、僕だって負けるつもりで戦う気はありませんよ!!」



右手を払うと、後ろにあった12本がフィーネに狙いを定めた。



「じゃあ、始めよっか。」



フィーネが満面の笑みで言った瞬間、戦いが始まった。