そうして十代後半から、様々な仕事をこなして来た甲斐あってか、二人とも徐々に知名度を上げて来て、今は芸能界に全く疎い人以外なら、知らない人はいないくらいのポジションまで昇りつめて来た。


与えられる仕事の量や質が、今後の活躍に繋がって行くシビアの業界の中で、二人一組のような扱いをされる事が、最初の頃は面白くない部分もあった。

しかし、共演回数が度重なるうちに、仕事の面では良い刺激を受けるライバル、プライベートでは、心を許せる親友のような関係になっていた。