私は…前世何をしでかしてしまったのだろうか…
どうしよう。
『これ』はエイリアンなのかな…。
私食べられてしまうのかな…。
そう思いながらも目の前の光があまりにも暖かくて、優しかったから手を伸ばしてしまっていた。
ぎゅっと瞼(まぶた)を閉じた後、おそるおそるゆっくりと瞼を開く。
するとそこには、
ピンと伸びたウサギのような耳
うすいピンク色のふわふわとした身体
エメラルド色のくりくりとした瞳
顔の中心に飾りのようについたハート形のブタ鼻
頭に ちょんと乗ったシルクハット
燕尾服(えんびふく)を着たなんとも可愛らしい小動物が居た。
驚きで私は思わずあんぐりと口を開け、指を指す。
「あの……。」
その小動物は申し訳なさそうにこちらを見た。
「アンジュ様…?その…。指を指すのは、初対面のメモリにはあまりよろしくないと思いますが…。辞めて頂けますでしょうか?」
私は固まったまま、間抜けな声を放つ。
「へ?」
暫(しばら)くの間(ま)があいた後
小動物はハッと我にかえった様子になる。
「あ…、嗚呼(ああ)!私とした事が!!!名前を名乗るのを忘れておりました!!申し訳ありません…!私(わたくし)、記憶図書館の図書館司書をしております。ミルキーと申します。ちなみに見た目でわかる通り、メモリオです。以後、お見知り置きを。」
ペラペラと自己紹介をするミルキーという小動物。
その内容は私の頭の中に半分も入ってこない。第一、話している言葉の意味がよく分からない。
ミルキーは、愛想よくにっこり笑うと深々とペッコリお辞儀(おじぎ)をした。
思わず、私もお辞儀をする。
礼服の小動物とパジャマ姿の少女がお辞儀する様子は、なんとも滑稽(こっけい)だった。
ミルキーはそわそわと落ち着かない様子で私の部屋を見回す。
…色々分からないところが多すぎてパニック状態なのだが、私は目の前の小動物が私を食べる様子がないことにホッと胸を撫で下ろした。
頭を整理しようと少し深呼吸したのち、ある事を思い出す。
たしか…ミルキーは私の名を呼んでいた。「アンジュ様」と。
「ミルキー…だっけ?貴方は、何故、私の名を知っていたの?私は貴方の事何も知らない…。」
ミルキーは、微笑んだ。少し切なげに。
「私はアンジュ様が三歳になる前から、貴方の事を存じております。」
三歳になる前…から?
パニックになっている頭を落ち着かせ、腕組みして少し考え込む。
まるで絡まった糸をゆっくりと解(ほど)くように。
ミルキーが出てきたのは、パパが持っていたオルゴール
パパが亡くなった(らしい)のは、私が三歳の頃。
ミルキーは三歳になる前から私の事を知っている…?!
ミルキーは私のパパの『なにか』を知っている?!
「ねぇ、ミルキー…、もしかして、私のパパの事を…、なにか、知っているの?」
胸がどきどきしてきて胸を押さえながら問いかける。
するとミルキーはくりくりした目をさらに丸くしたのち、コホンッと咳払い(せきばらい)をした。
「今は…言えませんが、いずれ、話せる時が来るでしょう。でも、アンジュ様が望めば、お父様の記憶を全てではありませんが、思い出す手助けをする事が出来ます。」
思わぬチャンスに私は身を乗り出す
「本当なの?!?!」
するとミルキーはうるっと目を潤ませた。
どうしよう。
『これ』はエイリアンなのかな…。
私食べられてしまうのかな…。
そう思いながらも目の前の光があまりにも暖かくて、優しかったから手を伸ばしてしまっていた。
ぎゅっと瞼(まぶた)を閉じた後、おそるおそるゆっくりと瞼を開く。
するとそこには、
ピンと伸びたウサギのような耳
うすいピンク色のふわふわとした身体
エメラルド色のくりくりとした瞳
顔の中心に飾りのようについたハート形のブタ鼻
頭に ちょんと乗ったシルクハット
燕尾服(えんびふく)を着たなんとも可愛らしい小動物が居た。
驚きで私は思わずあんぐりと口を開け、指を指す。
「あの……。」
その小動物は申し訳なさそうにこちらを見た。
「アンジュ様…?その…。指を指すのは、初対面のメモリにはあまりよろしくないと思いますが…。辞めて頂けますでしょうか?」
私は固まったまま、間抜けな声を放つ。
「へ?」
暫(しばら)くの間(ま)があいた後
小動物はハッと我にかえった様子になる。
「あ…、嗚呼(ああ)!私とした事が!!!名前を名乗るのを忘れておりました!!申し訳ありません…!私(わたくし)、記憶図書館の図書館司書をしております。ミルキーと申します。ちなみに見た目でわかる通り、メモリオです。以後、お見知り置きを。」
ペラペラと自己紹介をするミルキーという小動物。
その内容は私の頭の中に半分も入ってこない。第一、話している言葉の意味がよく分からない。
ミルキーは、愛想よくにっこり笑うと深々とペッコリお辞儀(おじぎ)をした。
思わず、私もお辞儀をする。
礼服の小動物とパジャマ姿の少女がお辞儀する様子は、なんとも滑稽(こっけい)だった。
ミルキーはそわそわと落ち着かない様子で私の部屋を見回す。
…色々分からないところが多すぎてパニック状態なのだが、私は目の前の小動物が私を食べる様子がないことにホッと胸を撫で下ろした。
頭を整理しようと少し深呼吸したのち、ある事を思い出す。
たしか…ミルキーは私の名を呼んでいた。「アンジュ様」と。
「ミルキー…だっけ?貴方は、何故、私の名を知っていたの?私は貴方の事何も知らない…。」
ミルキーは、微笑んだ。少し切なげに。
「私はアンジュ様が三歳になる前から、貴方の事を存じております。」
三歳になる前…から?
パニックになっている頭を落ち着かせ、腕組みして少し考え込む。
まるで絡まった糸をゆっくりと解(ほど)くように。
ミルキーが出てきたのは、パパが持っていたオルゴール
パパが亡くなった(らしい)のは、私が三歳の頃。
ミルキーは三歳になる前から私の事を知っている…?!
ミルキーは私のパパの『なにか』を知っている?!
「ねぇ、ミルキー…、もしかして、私のパパの事を…、なにか、知っているの?」
胸がどきどきしてきて胸を押さえながら問いかける。
するとミルキーはくりくりした目をさらに丸くしたのち、コホンッと咳払い(せきばらい)をした。
「今は…言えませんが、いずれ、話せる時が来るでしょう。でも、アンジュ様が望めば、お父様の記憶を全てではありませんが、思い出す手助けをする事が出来ます。」
思わぬチャンスに私は身を乗り出す
「本当なの?!?!」
するとミルキーはうるっと目を潤ませた。
