アンジュと記憶都市

「アンジュ、落ち着いて聞いてね。あなたはオルゴールを使ってこっちの世界へ来たわ。でも、オルゴールは頻繁に使う事はできないの。一度に使える回数は2回まで。一度使うと暫く使えなくなってしまうの。この世界を救う前でも、アンジュに危険な事が起きそうになったや、直ぐに帰してあげるわ。それが、私達の義務だと思ってる。」


異世界の生き物が住んでいる文化が違うこの世界で生活するのは大変かもしれない。

でも二人がいるから、きっと大丈夫。


暫くママに会えないのは寂しいけど、この世界を救えば、みんな喜ぶし、私のパパの記憶も思い出せる。そしたら、ママとパパの話ができるようになる。


「この私の家にアンジュの部屋を用意しているわ。案内するから付いてきて。」

サラは立ち上がる。
私とミルキーも立ち上がりサラの後ろをついて歩いた。


部屋を出た近くにあるドアの前でサラは立ち止まる。


ドアには英語でアンジュルームと書いてある。


「アンジュ、入ってみて。」

サラが私の耳元で囁く。

「うん。」

私はドアノブを回しドアを開けた。

そこには別世界のような光景が広がっていた。