アンジュと記憶都市

「ニンゲンの味方のメモリは意外と沢山いるわ。それは、ニンゲンの空想があたし達の生命の源だから、というだけじゃない。『彼女』がみんなから慕われる優しい女性だったからよ。それにあたし達を救ってくれた。『彼女』は『女性』であり、『メシア』であり、あたし達の『女神』なのよ。」

「あたしは、ずっと、『彼女』の味方、そして、ニンゲンの味方、そして、アンジュの味方よ。」


ミルキーも私の手を握る。

「私はニンゲンの味方がサラだけになっても、アンジュ様の味方です!!」

「なにがあってもあたしは」
「なにがあっても私は」

「アンジュを」
「アンジュ様を」


「「護る。」」


二人は真っ直ぐ澄んだ目で私の目を見た。


…そっか、二人はもう私の家族なんだね。だってこんなにも私の事を大事に思ってくれるんだもん。

私は嬉しくて…、本当に嬉しくて、ふにゃりと笑った。



「ありがとう。」