サラは、後半になるにつれて感情的になっていった。話し終えた後のサラの耳元は紅くなっていて、鼻もすすっている。
隣を見るとミルキーのエメラルド色の瞳が潤んできている。
『童話』として聞いてね、とサラは言っていたけれど、きっと、このお話はただの『童話』ではない。
私はそう直感で感じた。
このお話は、きっとメモリ達にとって『何か』重要なお話なんじゃないのかな。
私は、『シンデレラ』などの童話が大好きだ。でもさすがに鼻をすすったり、目に涙を浮かべたりはしない。
それは、ふたりだってそうだと思う。
だから、あのお話は『童話』じゃないんだ。きっと。
「こんな『童話』があるから、メモリの中にはニンゲンのことは不信だったり、裏切り者って思っているのも居るのよ。」
私はこくんとうなずく。
それはそうだ。自分達の記憶都市メモリーを救った『メシア』とパートナーの青年が大罪を犯すなんて。
メモリ達は、とても悲しんだことだろう。
サラは、ぐっと悲しそうな表情でうつむき、呟く。
「でもね、『彼女達』は本当に優しくて温かくて、心が強くて、愛に溢れた素晴らしい人、だったわ…。罪を犯したけれど、その罪は仕方のないこと…。それ以前に私はその、罪、と呼ばれることが何故『罪』と言われるのかが分からないのよ…!!だから『彼女達』があんな目に遭わなくちゃいけなかったのかが、私には分からない…『童話』には大罪なんて書いてあるけど、それは本当に大罪と呼ばれるような事なの?」
サラの目から、ポタリ、と雫が一滴落ちてスカートを濡らした。
首から下げたペンダントをサラは握る。
ミルキーはハンカチで目を抑えている。
二人の様子から確信した。
これは『童話』なんかじゃない。
『実話』の物語、なんだ。
「だから、『彼女達』の味方のメモリも沢山居る。だけど周囲の目が気になるメモリがほとんどなのよ。だから『彼女達』の事を知っているメモリは全員『彼女達』の味方なんだけど、『彼女達』に刑を下した役員はそれを知らないの。約四分の一がニンゲンの味方って事を。」
「ですから、アンジュ様はニンゲンだからってこの世界で後ろめたく思う必要はございませんよ!!『彼女達』はなんにも悪い事などしていないんですから!!』
なんだか難しい話だ。
私の中では、ニンゲンの味方のメモリとニンゲンがキライなメモリがいるって事ぐらいしか分からない。
この時私は、不安そうな顔をしていたかもしれない。
サラが「私達がついているわ。」と優しく手を握ってくれたから。
隣を見るとミルキーのエメラルド色の瞳が潤んできている。
『童話』として聞いてね、とサラは言っていたけれど、きっと、このお話はただの『童話』ではない。
私はそう直感で感じた。
このお話は、きっとメモリ達にとって『何か』重要なお話なんじゃないのかな。
私は、『シンデレラ』などの童話が大好きだ。でもさすがに鼻をすすったり、目に涙を浮かべたりはしない。
それは、ふたりだってそうだと思う。
だから、あのお話は『童話』じゃないんだ。きっと。
「こんな『童話』があるから、メモリの中にはニンゲンのことは不信だったり、裏切り者って思っているのも居るのよ。」
私はこくんとうなずく。
それはそうだ。自分達の記憶都市メモリーを救った『メシア』とパートナーの青年が大罪を犯すなんて。
メモリ達は、とても悲しんだことだろう。
サラは、ぐっと悲しそうな表情でうつむき、呟く。
「でもね、『彼女達』は本当に優しくて温かくて、心が強くて、愛に溢れた素晴らしい人、だったわ…。罪を犯したけれど、その罪は仕方のないこと…。それ以前に私はその、罪、と呼ばれることが何故『罪』と言われるのかが分からないのよ…!!だから『彼女達』があんな目に遭わなくちゃいけなかったのかが、私には分からない…『童話』には大罪なんて書いてあるけど、それは本当に大罪と呼ばれるような事なの?」
サラの目から、ポタリ、と雫が一滴落ちてスカートを濡らした。
首から下げたペンダントをサラは握る。
ミルキーはハンカチで目を抑えている。
二人の様子から確信した。
これは『童話』なんかじゃない。
『実話』の物語、なんだ。
「だから、『彼女達』の味方のメモリも沢山居る。だけど周囲の目が気になるメモリがほとんどなのよ。だから『彼女達』の事を知っているメモリは全員『彼女達』の味方なんだけど、『彼女達』に刑を下した役員はそれを知らないの。約四分の一がニンゲンの味方って事を。」
「ですから、アンジュ様はニンゲンだからってこの世界で後ろめたく思う必要はございませんよ!!『彼女達』はなんにも悪い事などしていないんですから!!』
なんだか難しい話だ。
私の中では、ニンゲンの味方のメモリとニンゲンがキライなメモリがいるって事ぐらいしか分からない。
この時私は、不安そうな顔をしていたかもしれない。
サラが「私達がついているわ。」と優しく手を握ってくれたから。
