アンジュと記憶都市



「ねぇ、サラ…メモリオでもメモリティアでも無いって、もしかして、オカマなの?」


「オ、カ、マ??初めて聞く言葉ね。ニンゲン界の言葉かしら?手帖(てちょう)に書いておこうかしら」


そういうとサラは手帖を開きペンをポケットから出す。

私は慌ててメモする事ではないよー、とサラを止めた。


「そう…?ならいいけど…?この世界ではメモリオでも無い、メモリティアでも無いメモリをセントメモリ、略してセントと言うの。みんなはセント様と呼んでいるわ。セント様はメモリの中の尊敬される存在。神聖な存在なのよ。」



へぇ…みんな(メモリ達)から尊敬される存在のセント様はどんなメモリなんだろう?
会ってみたいな。
サラみたいに優しいのかな?

「ねぇ、サラ、セント様はサラに似てる?」


「ッ…?!?!……アンジュちゃん?あたしがセント様のようなお方に似ている事はなんて無いわ。おこがましいわよー。セント様は素晴らしいお方よ。」

サラはセント様をべた褒めしている。
おこがましいってどんな意味の言葉すらわからない。
でも、サラに似てないって事は優しいメモリでは無いのかな?


優しく無いなら会わなくてもいいかな。

そう思っていると

ミルキーが「まぁ、いづれセント様とはお会いになられるでしょうからじきに分かりますよー。」とクッキーを頬張りながら放った言葉に私は硬直する。


なんか、凄そうなメモリと会うの…?私…。