旅の景色はいつだって違う色をしている
そして初めての釣りをやって魚を写真を撮ったり、初めて人の為にミサンガを作ったりしてとても楽しく過ごしていて僕はどうしてもいきたかった場所へ足を運んだ








それは昔ながらの写真館だった
そこの亭主は驚いていた
「こんな若い青年が来てくれるとは思っていなかったよ」
「僕、死ぬまでには来たかった所なんです」
亭主は感心しながら
「それは嬉しいよ、でもどうしてだい?」
「僕、余命宣告されてあと僅かの命なんです
だからこそ死ぬ運命ならいい写真を撮って貰いたいなと思って…」
亭主は涙ぐみながら頷きながら
「素敵な写真をとってやる
タキシードもあるぞ?似合うだろうな」
僕は恥ずかしながら
「お願いします!」
と頼んだのだった









そして僕はもう一つ亭主にお願いをした
それは僕がこの世にいなくなった時に君へのメッセージを残した