いつもはベランダから眺める景色だったけれど 今日は海に足を運び珍しくギターを弾いてみた 君が来ていない時はこうして弾いてみるのもいいかもしれないとそう思った そんな時だった後ろから声が聞こえて振り返るとそこには君が立っていた 「素敵な音色はあなただったんだね?」と そう言い隣に座って歌い始めたんだ 君は表情を変えず、君を初めて見た時と同じ真っ直ぐ遠くを見るように歌い続け僕はギターを弾き続けた。