「ぼくは……子どもすぎますか?
本気になってもらえないくらい……」
本気なのにな、わたし。
どうやったら心が噛み合うのかなって、正解かもしれない方法を、1つ知ってる。
やっぱり、今夜。
「自信がほしいの?」
彼の頬に触れて、こっちを向かせて、微笑んでみせる。
お願い、わたしがドキドキしてることには気付かないで。
わたしもこんな場面、経験したことないわよ。
年下の男の子が愛しくてたまらないなんて。
ここまで本気で恋をする日が来るなんて。
彼が切なげに目を伏せる。
1歩、彼に近寄る。
ブーツのヒールが、カツンと鳴る。
背伸びをして、触れるだけのキスをする。
白い吐息。
少し冷えた唇。
デザートのガトーショコラの甘苦い残り香。



