ヒロトくん。
エリの幼馴染みだ。
あことエリよりも2つ年上。
中学生の頃、やたらと目立っていたから知ってる。
背が高めで、中学生とは思えない位の身なりをしていた。
ハッキリ言って、ギャル男。
いつもヘラヘラ笑っていて、チャラチャラしている印象しか残っていない。
中学生のくせに、その容姿のお陰で、ヒロトくんを知らない人は居なかったと思う。
ちなみに、エリとヒロトくんは、家がお隣さん同士だという事も知ってる。
それにしても、ヒロトくんから電話が来た途端、エリはずーっと笑顔のままだ。
“幼馴染み”だからなのかな?
「えっ?今から?
…う~ん、今、友達と一緒だから聞いてみないと分かんない。
ちょっと待って?」
エリは、助手席に座っているあこを見つめながら言った。
「ヒロト…知ってるよね?
実はさ、これから遊ばないかって言ってるんだけど…。
あ!もう1人…友達も一緒ならしいんだけど。
どうする?断っとく?」
…これが、あこの平凡だったはずの運命を変えた瞬間だった。
ねぇ、あっちゃん?
あの時、あの誘いを断っていたら…
いつもなら、絶対断るはずの男の人からの誘いを…
あの日だけは、なぜか、OKしちゃったんだ。
何かに導かれる様に…
もし…
もしも…
いつもの様に、断っていたら、私達はこんな風になっていなかったのかなぁ…?
ね、あっちゃん?
エリの幼馴染みだ。
あことエリよりも2つ年上。
中学生の頃、やたらと目立っていたから知ってる。
背が高めで、中学生とは思えない位の身なりをしていた。
ハッキリ言って、ギャル男。
いつもヘラヘラ笑っていて、チャラチャラしている印象しか残っていない。
中学生のくせに、その容姿のお陰で、ヒロトくんを知らない人は居なかったと思う。
ちなみに、エリとヒロトくんは、家がお隣さん同士だという事も知ってる。
それにしても、ヒロトくんから電話が来た途端、エリはずーっと笑顔のままだ。
“幼馴染み”だからなのかな?
「えっ?今から?
…う~ん、今、友達と一緒だから聞いてみないと分かんない。
ちょっと待って?」
エリは、助手席に座っているあこを見つめながら言った。
「ヒロト…知ってるよね?
実はさ、これから遊ばないかって言ってるんだけど…。
あ!もう1人…友達も一緒ならしいんだけど。
どうする?断っとく?」
…これが、あこの平凡だったはずの運命を変えた瞬間だった。
ねぇ、あっちゃん?
あの時、あの誘いを断っていたら…
いつもなら、絶対断るはずの男の人からの誘いを…
あの日だけは、なぜか、OKしちゃったんだ。
何かに導かれる様に…
もし…
もしも…
いつもの様に、断っていたら、私達はこんな風になっていなかったのかなぁ…?
ね、あっちゃん?



