Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】

「怒んなよ、あこ…」

別に、本気で怒ってるわけじゃ…

ちょっとすねたふりしただけだよ。

あっちゃんが、あこの事、子供扱いばっかりするから…

急にそんな風に真剣な顔しないでよ…

「あこ…?浴衣、すげぇ似合ってる。

可愛い…かも…」

『え?』

急に、そんな事、そんな真剣な顔で言われても困るよ。

返事、思いつかないよ…

「なーんてなっ♪」

わざとらしく明るい笑顔のあっちゃんは、あこの顔を包み込んでいた大きな手をゆっくりと離した。

え?
あれっ…あっちゃん?

あっちゃんを見ると、耳まで真っ赤になっていた。

『あっちゃん?』

あっちゃんの顔を下から覗き込む様に見上げた。

「うわっ!!何だよ、見てんじゃねぇ…」

ドドーン!!!