Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】

ごめんね、エリ!
これも、2人のためを思っての事なの!

あことあっちゃんを許してね♪

…そして、ヒロトくんファイト!!

作戦だった。

実は、昨日の時に、あっちゃんと作戦を立てていたのだ。

2人が思い合っているなら、話は早い。
いっそ、2人きりしてあげよう…と。

人混みの中を必死で走った。

波をかきわける様に走った。

『ハァッ…はぁっ…あっちゃ、ハァ…もう良くないっ?

ってか、あこ、もう走れな…』

下駄で走るのは、流石に辛かった。

「あーっ、悪ぃ!!
もういいな…てか、お前体力ねぇなぁ!!

小さいからしょうがねえかっ!」

『ちっ、違…。下駄だから、走りにくいのっ!!』

…と、言うのは、単なる言い訳で。

こんな風に必死にはしったのは、中学生の時のマラソン大会以来。

「ハハハッ!ごめん、悪かった!!
あこ、可愛いなぁ…すぐすねたりしなきゃ!」

『フンッ…』

ぷくぅ…と、膨らませてすねているあこの頬を、大きな手が包み込んだ。

ドキッ