Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】

ふわっ

「はい。」

『あっ、わたあめ~!』

あこの目の前には、ふわふわの真っ白な雲を差し出す、あっちゃんが笑顔で立っていた。

20日振りのあっちゃん。

少しダボダボのセットアップの服、相変わらずの優しい笑顔。

キュウッ…

心臓が縮まった様な音を立てた。

「ほら、あこにやるよ!食え!」

『いいのっ?やったねぇ~♪
ありがと~、わたあめ大好き~!!』

ふわん…

一口食べると、小さな小さな雲は、甘さを増しながら直ぐに溶けてしまった。

『甘~♪』

「プハァ~!!…クククククッ…」

あっちゃんは、あこを見ながら突然吹き出してしまった。

何?
あこ、何か笑わせる様な事した?
わたあめ食べただけじゃん…

「クククククッ…アハハハ!
子供みてぇ~、つーかぁ…クククッ、七五三の浴衣バージョン!!!」

あっちゃんは、肩を震わせて笑い続ける。