間違いない。
間違いなかった。
これは…あっちゃんの字だ!!
その時……
「あこっ!!」
あこの後ろで男の声がした。
振り返ると…
『…ケン…』
肩で息をしたケンが立っていた。
『…ケン!どうして、ここ…?』
泣いて雪の上に膝を落としているあこを見て、ケンが走り寄って来る。
「めちゃくちゃ探したッッ!!…ハァッ、ハァッ…
なっ…何してるんだよ?
何があったんだよッッ…」
そして、あこの体の先を除き込むケン。
「…!なっ…!」
ケンの目に飛込んで来る。
《あこの花》
小さな小さな、真っ白な、弱々しくて、強く咲き誇る…一輪の花。
『ダメッ!!
見ないでッッ!帰ってよぉっ………』
あこが泣きながらケンに叫んだ。
ケンは、ゆっくりと、花壇の前にしゃがみ込んだ。
そして、小さく…寂しそうに笑った。
「あこ…この花、何の花が知ってるか…?」
ケンは、人指し指でちょこんっと触れた。
間違いなかった。
これは…あっちゃんの字だ!!
その時……
「あこっ!!」
あこの後ろで男の声がした。
振り返ると…
『…ケン…』
肩で息をしたケンが立っていた。
『…ケン!どうして、ここ…?』
泣いて雪の上に膝を落としているあこを見て、ケンが走り寄って来る。
「めちゃくちゃ探したッッ!!…ハァッ、ハァッ…
なっ…何してるんだよ?
何があったんだよッッ…」
そして、あこの体の先を除き込むケン。
「…!なっ…!」
ケンの目に飛込んで来る。
《あこの花》
小さな小さな、真っ白な、弱々しくて、強く咲き誇る…一輪の花。
『ダメッ!!
見ないでッッ!帰ってよぉっ………』
あこが泣きながらケンに叫んだ。
ケンは、ゆっくりと、花壇の前にしゃがみ込んだ。
そして、小さく…寂しそうに笑った。
「あこ…この花、何の花が知ってるか…?」
ケンは、人指し指でちょこんっと触れた。



