『あ…まだ。
ごめんなさい…』
違うんだよ、ケン。
エリと約束なんてしてないんだ。
ケンの一番の不安要素。
あっちゃんとの約束なの。
嘘ついて…ごめんなさい。
「……?
あこ…何処いんの?エリは?一緒にいるんだろ?」
ケンの優しい声が焦りの声に変わる。
心配が確信に変わったのを意味する。
『…ごめんなさい。』
ケン、ごめんなさい。
場所は言えません。
ごめんなさい。
だって…
言ったら、ケンは来る。
必ず来る。
息を切らして…あこを探すでしょ?
「あこ!今…何してるんだよ…
何処にいるんだよっ…
頼むから…離れて行かないでくれよ…」
ケンは、気付いてたんだよね?
あの時からあこがケンから少しずつ離れて行ってた事に…
ごめんね?
『ごめんなさい。
必ず、連絡するから!』
約束を…
あっちゃんとの約束を果たしたら、必ず連絡するから!!
必ず、ケンの元に戻るから!
だから…待ってて!!
…ピッ。
あこは、一方的にケータイの通話終了ボタンを押した。
カタンッ…
ベンチから立ち上がり、約束のミニ公園へ向かった。
ごめんなさい…』
違うんだよ、ケン。
エリと約束なんてしてないんだ。
ケンの一番の不安要素。
あっちゃんとの約束なの。
嘘ついて…ごめんなさい。
「……?
あこ…何処いんの?エリは?一緒にいるんだろ?」
ケンの優しい声が焦りの声に変わる。
心配が確信に変わったのを意味する。
『…ごめんなさい。』
ケン、ごめんなさい。
場所は言えません。
ごめんなさい。
だって…
言ったら、ケンは来る。
必ず来る。
息を切らして…あこを探すでしょ?
「あこ!今…何してるんだよ…
何処にいるんだよっ…
頼むから…離れて行かないでくれよ…」
ケンは、気付いてたんだよね?
あの時からあこがケンから少しずつ離れて行ってた事に…
ごめんね?
『ごめんなさい。
必ず、連絡するから!』
約束を…
あっちゃんとの約束を果たしたら、必ず連絡するから!!
必ず、ケンの元に戻るから!
だから…待ってて!!
…ピッ。
あこは、一方的にケータイの通話終了ボタンを押した。
カタンッ…
ベンチから立ち上がり、約束のミニ公園へ向かった。



