あこは、すごく大きな不安で押し潰されそうになっていた。
「こっち来て?」
あこの手を引いて、あっちゃんはブランコを通りすぎて、公園の一番奥の一番大きな木の下で止まった。
『…?』
その木の下の根本を見ると、小さな手作りの花壇があった。
幅はわずか1m程度。
不揃いな石で回りを縁取られた花壇だった。
何も咲いてない、ただの花壇だった。
『この花壇…どうしたの?』
あこは花壇の前にしゃがみ込んだ。
「俺が作った…」
あっちゃんは恥ずかしそうに照れ笑いをした。
『ふぅん☆何の花を植えたの?』
土の中をじーっと見つめながら、あこが微笑んだ。
「……よく分かんねぇ花。
名前忘れた!(笑)
俺、花とか詳しくねぇしっ!!」
『ふぅん?咲いたら見せてねっ?
春に咲くの?夏?』
あこは花が咲くのを楽しみにしているのだろう。
目をキラキラさせていた。
「……真冬に咲く花。」
あっちゃんは花壇をだまって見つめていた。
『えーっ?嘘だぁっ!!冬に咲くのー!?
そんな花あるのー?』
あこも花にはうといから、そんな花があるなんて知らなかった。
「こっち来て?」
あこの手を引いて、あっちゃんはブランコを通りすぎて、公園の一番奥の一番大きな木の下で止まった。
『…?』
その木の下の根本を見ると、小さな手作りの花壇があった。
幅はわずか1m程度。
不揃いな石で回りを縁取られた花壇だった。
何も咲いてない、ただの花壇だった。
『この花壇…どうしたの?』
あこは花壇の前にしゃがみ込んだ。
「俺が作った…」
あっちゃんは恥ずかしそうに照れ笑いをした。
『ふぅん☆何の花を植えたの?』
土の中をじーっと見つめながら、あこが微笑んだ。
「……よく分かんねぇ花。
名前忘れた!(笑)
俺、花とか詳しくねぇしっ!!」
『ふぅん?咲いたら見せてねっ?
春に咲くの?夏?』
あこは花が咲くのを楽しみにしているのだろう。
目をキラキラさせていた。
「……真冬に咲く花。」
あっちゃんは花壇をだまって見つめていた。
『えーっ?嘘だぁっ!!冬に咲くのー!?
そんな花あるのー?』
あこも花にはうといから、そんな花があるなんて知らなかった。



