『や…だなぁ…
大好きだよッ!!!』
何言ってるの?
今日のあっちゃん変だよ……
「ありがとな?
俺もあこが大切なんだ。
だから…大切な話があるんだ…」
あこはもうあっちゃんの方を向かなかった。
向けなかった。
向いたら、あっちゃんがどこかへ消えて居なくなりそうだったから。
離れて行っちゃいそうで怖かったから…
キキッ…
車が停まった。
『あ、ここ…』
あっちゃんの家からすぐの公園。
小さな公園だから、ミニ公園。
夕方の薄暗い公園。
真っ白なブランコが二台と真っ白なベンチが一台あるだけの小さな公園。
車から降りたあことあっちゃんの間を秋の冷たい風が通り抜けて行った。
「やっぱ、夜になってくると寒いな!
あこ、大丈夫か?」
あっちゃんはいつも優しい。
いつものあっちゃんなのに…
あっちゃんじゃない感じ。
あっちゃんが遠い。
隣にいるのに…。
大好きだよッ!!!』
何言ってるの?
今日のあっちゃん変だよ……
「ありがとな?
俺もあこが大切なんだ。
だから…大切な話があるんだ…」
あこはもうあっちゃんの方を向かなかった。
向けなかった。
向いたら、あっちゃんがどこかへ消えて居なくなりそうだったから。
離れて行っちゃいそうで怖かったから…
キキッ…
車が停まった。
『あ、ここ…』
あっちゃんの家からすぐの公園。
小さな公園だから、ミニ公園。
夕方の薄暗い公園。
真っ白なブランコが二台と真っ白なベンチが一台あるだけの小さな公園。
車から降りたあことあっちゃんの間を秋の冷たい風が通り抜けて行った。
「やっぱ、夜になってくると寒いな!
あこ、大丈夫か?」
あっちゃんはいつも優しい。
いつものあっちゃんなのに…
あっちゃんじゃない感じ。
あっちゃんが遠い。
隣にいるのに…。



