「…!!
もーっ!ウザッ(笑)」
ちょろちょろとエリの回りをまとわりつくヒロトにエリからの一撃が飛んだ。

「…!!エリちゃーんっっ!!
そんなぁっ!…」

ヒロトはそれでもめげずにエリの回りをちょろちょろとまとわりついていた。

「あこ。愛してる。」
あっちゃんは、誰にも聞こえない様な小さな声で、そう言って、あこのほっぺにキスをした。

その日の夕焼けは、特別綺麗だった。

あっちゃんのほっぺが夕日の色で染まってた。

あこの心の中もポカポカと、夕焼け色に染まっていた。

エリとヒロトが夕日の真ん中でじゃれあってた。