Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】

あこが手を握り返したのを合図にした様に、あっちゃんの唇があこの唇を塞いだ。

『もう嫌っ!痛ッ…ンッ…ンンッーッ!!!』

あっちゃんと、初めて1つになった瞬間だった。

最初は痛くて、辛かっただけなのに、次第に違う感覚があこの体を波の様に襲って来た。

胸が締め付けられる。

喉の辺りが苦しい。

でも、凄く甘ったるい…そんな感覚。

幸せが波になって、何度も何度も、あこの体に押し寄せて来る。

「あこ!大丈夫か?」

『ん、大…丈夫ぅっ…アッ??…あれっ…』

何?これ…
何なの?これ……

あこは、体の異変に気付いてしまった。

意識が朦朧として来た時、体が宙に浮く…

『…あっちゃん!!ちょっ…あっ……』

「あこ!オイッ!」

頭が真っ白になって…

あこは夢を見た。

あっちゃんの腕の中で永遠に眠り続ける…そんな幸せな夢だった。