翌日、私達は付き合っていることを、



付き合い始めたことを、




みんなに発表をした




「やっぱそうだったんだ」




「うそおー、俺の花恋ちゃんー」




みんなは口々にそういうけど



千尋くんだけは辛そうな、泣きそうな顔をしていた




それを見て私は少しだけ胸がちくっと痛んだ

















「李玖のところ行かなきゃ」



今日は…行くって約束したんだ。



「李玖って、誰?」



裕翔は不思議そうにそう聞いた



「私が入院していた時に、友達となった子だよ」




「ふーん」