「花恋、ゆっくり寝てろよ。」 透は、私に優しくそういった 「うん、そうだね…」 実際、体調は優れないし。 私は吸い込まれるように眠りについた ―――――――――――――――― ―――――――― 『花恋、あなたは言ってたわ…どんな困難にもまけない、と。』 この声は?…………誰かの声がする。 わたしを知っているような見透かしているような声。 『人生は一回しか無いのよ。……幸せにならないと後悔する。』 そうだ、この声は お母さん―――――