偽りの翼Ⅱ




みんなが美味しそうに料理を頬張る。



俺の周りには沢山の人。



「おら、千尋も食えよー」



「食ってるって!」



「そぉーか?」



「おう!」



やけにみんなが気を使ってくるのでなんだかくすぐったかった。



―――――明日にはここを離れるんだよな




横浜から東京、なんて全然遠くないけど…




それでもこいつらと会う機会は減るし、




心の距離ができてしまう気がするんだ。




久しぶりにこんなに笑ったし、久しぶりに腹いっぱい飯を食った。




こいつらが仲間で、良かった




今なら心からそう思う。










「やべー、眠い」




もう時刻は夜中と呼ばれる時間だ。




このパーティーが始まってから5時間がたとうとしている