偽りの翼Ⅱ





「そう。じゃあ遠慮なく」




透は不敵に笑った。




少しイラッとしたけど、病室の前まで来たのでそのイライラは隠した



「花恋ー、入るぞー」





透は、この場所に何度も来ていて。





だからか、とても馴染んで見えた





「どーぞー」





花恋の声がする。




嬉しそうな、待ち遠しく思っていたようなそんな声。






「あ、今日は千尋くんも来てくれたんだっ」





花恋は笑った。






「よっ!」





普通に、普通に。





最後の時を過ごした。