「そう。じゃあ遠慮なく」 透は不敵に笑った。 少しイラッとしたけど、病室の前まで来たのでそのイライラは隠した 「花恋ー、入るぞー」 透は、この場所に何度も来ていて。 だからか、とても馴染んで見えた 「どーぞー」 花恋の声がする。 嬉しそうな、待ち遠しく思っていたようなそんな声。 「あ、今日は千尋くんも来てくれたんだっ」 花恋は笑った。 「よっ!」 普通に、普通に。 最後の時を過ごした。