目を開けると、そこには無邪気に笑うすーちゃんの姿があった。
任せて、って言っているような気がした。
俺は真由さんの方に体を向けて最後の言葉を言った。
「今まで本当にありがとうございました。
元気な赤ちゃん、産んでくださいね。
僕が言うことじゃないかもしれないけど、
幸せにしてあげてください。
体には気をつけてくださいね。」
「………ええ。また来てね?私の子ども見に。すみれも寂しいだろうし」
「はい。本当にありがとうございました」
俺は真由さんに見送られてすーちゃんの家をあとにした。
―――――つぎは花恋のところへ…。
最後の別れを告げるために。

