偽りの翼Ⅱ




目を開けると、そこには無邪気に笑うすーちゃんの姿があった。




任せて、って言っているような気がした。




俺は真由さんの方に体を向けて最後の言葉を言った。




「今まで本当にありがとうございました。

元気な赤ちゃん、産んでくださいね。

僕が言うことじゃないかもしれないけど、

幸せにしてあげてください。

体には気をつけてくださいね。」






「………ええ。また来てね?私の子ども見に。すみれも寂しいだろうし」




「はい。本当にありがとうございました」




俺は真由さんに見送られてすーちゃんの家をあとにした。




―――――つぎは花恋のところへ…。




最後の別れを告げるために。