でも上がらせてくれたのでよかった
「真由さん。」
部屋まで行くと俺は真由さんを呼んだ。
「花恋が、記憶喪失になりました。」
「え?かれんちゃんが?」
「はい。その上、脳腫瘍の再発で余命が1年と宣告されました。でも――花恋はそのことすら覚えていないんです。すーちゃんの、ことも。」
これだけは説明しておかねぇとな
「だから花恋はしばらくここに来ることはないと思います。」
「そっか…。わかったわ」
「真由さん。元気な赤ちゃん産んでくださいね。」
大きなお腹を見て俺は言った。
「ええ、ありがとう」
そんな会話をすると俺はすーちゃんにお線香をあげた

