偽りの翼Ⅱ





もし、思い出したら。




それが、奇跡になるなら。




奇跡は重なる、って櫻田先生は言っていた





思い出したら、巡りあうという奇跡に出逢えるかもしれない。





淡い期待を抱きながら俺はボールペンを走らせた。



   
何を伝えればいいのか…




明確にはわからないけど。





もし記憶を思い出して。




それでも俺を好きだと言ってくれるのなら。




俺は君を迎えに行くから。




その時のために、俺は手紙を書くよ