「え、っと…………」





この人は、………………




この人の名前は………




「花恋ちゃん?」





「ったぁ!」




まただ。




急激な頭痛。





「千尋くん。花恋ちゃんを検査室へ運ぶ。少し待っててくれるか?」




「はい」




―――――千尋






その名前に懐かしさを感じながら私の意識は途絶えた。