偽りの翼Ⅱ






私は千尋が来る前に家の外で待っていた



ちょっと早すぎたかなぁ




そう思ったけど、千尋はすぐに来た




「外で待ってたのかよ?」



少し怒り気味で言う彼。




「うん、早く千尋に会いたくて。」




「それは嬉しいけど…風邪ひくかもしれないから気をつけろよ」




「うんっ」




心配してくれたことが嬉しくて実はあんまり反省していない私。




「じゃ、行くぞ。」



その一言で千尋の家に向かう私たち。




千尋の家はここから20分ぐらいのところにある




「家にオレンジジュースとコーラしかないけど飲み物買ってく?」




千尋にそう聞かれたけど、




「ううん、大丈夫だよ」




特にほしい飲み物もないので断った。