偽りの翼Ⅱ





学校はないに等しいし…



暇、だよねっ




「暇、だよっ?」



そういえば、




「じゃあ、明日。…行きたいところ決めといて」




「……うんっ!」





明日、千尋とデートだっ!





嬉しくて嬉しくて心の中は舞い上がっていた




倉庫にいってもずっと行きたいところを考えていて、人の話も全く聞いていなかった





「おい、花恋」




私が唯一反応したのは愛しの声。




「千尋っ」




千尋の声だった





「なんか、ボーッとしてない?」





「ううん、全然っ!」



千尋と行く場所を考えていただけ




ボーッとなんてしてないよー