別れるための28日の蜜日

「ごめん、なんか予想以上に多くなっちゃって、どれ減らすか悩んでたの。すぐ決めるね」

いけない。この後、律人は仕事に戻らなきゃいけないのに、ずっと待たせる訳にはいかない。

焦って答えると、電話の向こうでくすりっと笑い声がした。

「全部持ってけばいいよ、車で来てるんだし。足りなくて、また取りに来る方が面倒だろ?」

ホントに律人は優しい。

「うん、ありがと。じゃあ、取りに来てもらってもいい?」

流石に1人で1度には運ばない。ここはありがたく律人の優しさに甘えちゃおう。

部屋に来た律人は、女子って大変だな、と苦笑いしながら軽々と荷物を運んでくれた。

これから2週間、私は律人の部屋の住人になる。