別れるための28日の蜜日

そんな自分の性格、これまで割りと好きだったのに‥‥‥。まさか無計画さが、こんな時に障害になるとは思わなかった。

今までの恋愛でつまずいた時も、この思い切りと前向きさで乗り越えてきたし。

自分で自分のトラップにかかった気分だ。

それだけ、律人は特別ってことかな。思い切ったつもりでも、心がブレる。

片隅にまとめて積まれた律人のモノ達を見てふぅっと大きく息を吐くと、荷造りに急いで取りかかった。




トラベルサイズの洗顔や化粧水、部屋着は律人の部屋に置いてある。だから会社に行くための服だけでいいはずなのに、洋服に合わせて靴も持って行こうとしたら夜逃げか?ってくらいの荷物になってしまう。

やっぱり靴は一足をずっと履く?いやでも、それでは服とちぐはぐになってしまうし靴だって傷んでしまう。

うーん、と悩んでいると焦れた律人から電話がかかってきた。

「百合?まだ時間かかりそう?」