別れるための28日の蜜日

「そういやそれっぽい話された事もないんだよねー」

自分に自分でトドメを刺してみる。



アラサー世代で付き合ってたら、不倫じゃない限り少しは将来の話が出て当然だろう。
結婚式への憧れとか理想とする家族構成とか、私だって律人に話した事がある。

でも、そんな時の律人は「考えた事ないなー」っていうだけで自分の考えを話してくれた事はなかった。

ってか、それに今更気付いてる私がイタイのか。

悲しいけど、結局、最初から、律人にとって私は将来を語り合う相手じゃなかったのかも知れない。

溢れて止まらない涙を枕に吸収させながら考える。

なんでだろう。私は律人との将来を見ていたのに、なんで律人は見てくれなかったんだろう。