翌日、いつもよりちょっと気合いを入れて支度をした。
白のセーターにボルドーカラーのベロアのスカート。アクセサリーはクリスマスに律人にもらったパールのピアス。
メイクもいつもより甘く、グロスも忘れずに。
11時過ぎに律人のマンションのチャイムを押すと、嬉しそうにドアを開けてくれた。
「鍵持ってるんだから入ってくればいいのに」
そう言って私を迎えいれて、そのまま靴も脱がずに抱き締める。
「あけましておめでとう。今更だけど」
「うん。あけましておめでとうございます」
律人の背中に腕を回して私も抱き締めかえした。この温もりに凄く安心する。
「あー良かった。ちょっと俺、会うの怖かったんだ。百合、年末のパーティの帰り、ちょっと暗かったから」
額と額をコツンとぶつけてほっとしたように話す律人に、ドキンッとする。何にも言わなかったのに、律人、気付いてたんだ。
「そんなことないよ。ね、ここ寒いから入っていい?」
白のセーターにボルドーカラーのベロアのスカート。アクセサリーはクリスマスに律人にもらったパールのピアス。
メイクもいつもより甘く、グロスも忘れずに。
11時過ぎに律人のマンションのチャイムを押すと、嬉しそうにドアを開けてくれた。
「鍵持ってるんだから入ってくればいいのに」
そう言って私を迎えいれて、そのまま靴も脱がずに抱き締める。
「あけましておめでとう。今更だけど」
「うん。あけましておめでとうございます」
律人の背中に腕を回して私も抱き締めかえした。この温もりに凄く安心する。
「あー良かった。ちょっと俺、会うの怖かったんだ。百合、年末のパーティの帰り、ちょっと暗かったから」
額と額をコツンとぶつけてほっとしたように話す律人に、ドキンッとする。何にも言わなかったのに、律人、気付いてたんだ。
「そんなことないよ。ね、ここ寒いから入っていい?」

