「来いよ、ふう」 「っ、うんっ!!」 そう言って両手を広げるなっちゃんに、私は我慢出来ずに泣いた。 泣きながら、砂浜に足をもつらせながら、なっちゃんの胸へと飛び込む。 「っ、ふうがちゃんとここにいる……」 「なっちゃんだっ、なっちゃん……っ」 強く抱きしめられる感覚に、ホッとする。 心のどこかでは、どんなに強がっても不安だった。 だけど、私をこんなに不安にさせるのも、幸せな気持ちにさせるのも、なっちゃんだけなんだと思うと……。 この不安も愛しく思えるよ……。