探し者

「まさか……………………」

2人は、教室に急いで戻った。
教室の優里の席には、花が置いてあった。
みどりと零が置いたものだが。

でも、座った形跡もない。
だから、いないんだ。

「え……………と……………。」

やっぱり、いるはずがない。
いたら、おかしい。

「て、ことは、幽霊優里はちゃんと死んでるんだよね。」

みどりの顔が真っ青になる。