探し者

「あ、ごめん。」

慌てて、零はメールに目を向ける。

「でも、星乃優里は死んだけど?」

「確かに」と、みどりは軽く頷いた。

「ありえないんだよ。死人からメールなんて。」

2人は慌てる。

「まさかさぁ、優里って、まだ生きてんじゃないの?」

「ゆーれーゆりが?」

ゆーれーゆり。
幽霊優里と書いてゆーれーゆり。
みどりがふざけ半分でつけたあだ名だ。