探し者

翌朝、フラッと、通っていた中学に立ち寄った。

すると、みどりと鈴木零が話していた。

「やっと、気がついたらしいよ?自分が死んだって。優里が。」

「遅っ。」

「まぁ、馬鹿なんじゃない?」

「でも、テストの点は、よかったけど。」

「ま、『要らない』子だからさ。」

「そうだなぁ。」