探し者

「あー、やっぱり。優里ちゃん、鈍感だし、人を覚えるの苦手だしね。」

「そこまで言わなくても良くない?」

みどりの肩をポンポンと叩いた。
みどりは、クスクスと笑っている。

「だから…………手紙、描いてきたんだ…………」

恥ずかしそうにピンク色の封筒を持っている。

「うわぁ!凄い!」

「えへへ。」