探し者

「みどりちゃん、今年も同じクラスだね。」

優里があたしに向かって微笑んだ。
はぁ。
その顔、嫌い。
あたしが見たいのは、そんなのじゃ無いんだよ?


あぁ。
何てあたしは嘘が上手いのでしょう?
こんな奴を騙すなんて、数学より簡単だわ。
(数学嫌いだけど)

「優里ちゃん、やったね。」

なんてね。
これも、あたしの嘘。
なのに、こいつ、喜んでいる。

気に入らない。
全然、気に入らない。