「はぁ。」

私、既に死んでるんだ。
初めて知った。

なんて思いながら、通学路の途中にある、海を眺めていた。

私は歩いているのではなく、漂ってるのかな?
だって、幽霊だから。
人じゃないから。

「あーあ、何であんな奴に殺されたんだろう?」

そうだよ。
なんで、みどりなんかに。
みどりなんかに殺されたんだろう。

はぁ。
今更こんな事考えてる私って、馬鹿だなぁ。