次の日。
あたしは決行した。

「ゔッ、ゔゔッ!」

朝、少し早く来て、教室に待機した。
よし!
決行。

あたしは、ポケットからハンカチを取り出して、得意の泣き真似をした。


「どうしたの?」

優里が教室に入って来て、あたしに触れた。

「嘘つき………………」

「え…………」