恋愛初心者【完】



後夜祭で楽しそうな雰囲気の中、私の足取りは重くて、

でも、進まないわけにも行かなかった。

「あれ?茅ヶ崎先輩じゃないですか?」


「・・・!螢くん!!と、美雅ちゃんだ!」


呼ばれて振り返ると手を繋ぎ合う2人の姿が目に入ってびっくり。


「あーえっと、またやり直すことに、なりました。先輩のお陰です。」


「そっか...。」


「私、亜李奈ちゃんの邪魔だったよね?ごめんね?いっぱい謝ることがある。

でも、早く図書室行ってあげなよ!」


「え?なんで知ってるの??」


「兄が後夜祭は幼なじみで毎年過ごす予定だったけど、今年は図書室行くって言ってたんです。先輩、図書室に向かってるんじゃないんですか???」


「あたり。」


「そっか!!良かった!!!」


「え?なんで???」


「こら!美雅秘密守れよ!」


「あっ!うん!てか急いでるから、ばいばい」