恋愛初心者【完】



「でも俺、分かってるから。
雪白の事が好きだって、でも悔しいよ。」


悲しげに笑うおだだを見るのは何回目なんだろう。


そうさせてるのは自分だってこともわかってる。


けど、おだだじゃ駄目なの。雪白くんがいいの。この気持ちは絶対なの。


雪白くんは美雅ちゃんが好き。こんなのズット分かってたことだけど、仕方が無いし、諦めなくていいって応援してくれる人も居る。

「ごめんね。やっぱり何回言われても雪白くんの事がまだすきなの。」


「あいつのどこが好きになったの?」


「わからない。出会いは最悪だったし、向こうは私のこと友達とすら思ってくれてないかも


だけど、美雅ちゃんに笑いかけるのを見て私に笑ってほしいって思ったし、

慰めのぎゅーも、気まぐれの夏のキスも、全部頭から離れない。」


思えばおだだみたいに優しくしてくれたり、遊びに行ったことなんて一度もない。


それでも惹かれた。


「そうかよ。ま、でも今日という1日を貰えて俺は嬉しかったぜ。

それと、クリスマスプレゼントのお返しなんて要らない。

キャンドル貰ったし」


「それは私も貰ったしお金払ったのはおだだじゃん。」