恋愛初心者【完】




案の定クリスマスなのに図書館はガラガラで、むしろいつもより人も少ない気がした。


そりゃークリスマスだもんね、わざわざ本読みくるわけ無いし。




「____いた。本読みに来る人。」


すっかり忘れてたけど、




「...何しに来たの」



図書館には雪白くんがいたのだ。



まさかあの時の予定は本当の事だったなんて思わなかった。



「図書館に行くの、私と遊びたくないからついた嘘だと思ってた。」


「なんでそんなしょうもない嘘を俺がつく必要があるわけ。」


「それもそうだよね。でも私会えて嬉しい。私やっぱり雪白くんの事が好きだよ?」


「どうせおだだくんと遊ぶんだろ。そのメンズの店の紙袋見たらそれくらい、俺でもわかるし。」


カバンから少しはみ出してたマフラーの入った紙袋を見ながら雪白くんは続ける‐


「そのままおだだくん?と付き合えば茅ヶ崎さんはわざわざ苦しむ必要無いのに。」


...苦しい?そうなのかな???