恋愛初心者【完】



2人はドアの音に気づかなかったようで、私の存在にも気づいてないから、息を潜めて隠れてた


「ごめんね、いつも都合よく棗の所に来るような幼なじみで」

「...いいよ、別に。」

ズキズキ

「もう少し、ぎゅってしてていい?」

「…………………………………いいよ、俺は」

ズキズキ

痛い。すごく痛い。
胸が、痛いよ…

なんで???


暫くして美雅ちゃんは去っていった

そしてため息をつく雪白くんだけがそこに居たけど、今何を話すかなんて考えられるはずも無くて

私も帰ろう。って思ったけど