「私、そんな分かりやすいのか」




「ん?・・・なんか解釈が誤ってる気がするんですけど」




「まぁ良いやっ。じゃあ私行くから!!ばいばい入谷くん」




入谷くんと別れて慌てて更衣室に行くと




「かよちん待ってぇええ!!」




「ヒメおそ〜い」




着替え終わったにも関わらず、私を待っていてくれた関 香代子【せき かよこ】ちゃんが長い髪を揺らしてちょっぴり御立腹





「ごめんね〜穂高先輩に会えて思わず話しちゃって」




「ヒメはホーントに大好きだよねっ。穂高先輩のコト。」




「えへへ〜♡あんな完璧にカッコいい先輩だもん!好きにならないわけがないよ」




速攻で着替えながらもさっき会った時の先輩を思い出しては頬が緩む





「あーあーそんなゾッコンで、入谷くんもお気の毒〜」



なんて苦笑いするかよちん




「入谷くんにはちゃんと言ったもん。"ごめんなさい"って」