丸瀬先生に腕を掴まれ
引っ張られるようにして走って
走って
走って
「浅見、お前よく俺について走れたな。」
やっと丸瀬先生が腕を離したのは
「えっ?」
辺りを見回す。
「学校?」
そこは
紛れも無く
うちの高校
の
クラブハウス前
「少し近道した。
だから、他のやつらはまだまだ帰って来ない。」
だから?
「しかも、この時間にここを通りかかる生徒もいないだろう?
浅見とは一度二人っきりで話す必要があったからな。」
そんな必要無いです!
「昨日は、邪魔者が入ったからな。」
「邪魔って・・丸瀬先生のファンじゃないですか?」
「誰もファンになってくれなんて頼んでない。」
冷たい感じ・・・
まあ、私は丸瀬先生のファンでもなんでもないからいいけど・・・
―――・・・ってゆ~か
はい?
私
いつの間に?

